KOBECCO(月刊 神戸っ子)2024年4月号
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格形成に影響を与えたことは間違いない。切り離せないと思い直しました。震災を経験した1人としてすごく考えたところです。「人生に起こることは何でも楽しまな!」という父の台詞に重みが出ますね。震災のあった神戸で、被災者の方が仰ってた言葉です。あれから30年、50代になって、最近やっと僕自身が「楽しまな!」と思えるようになってきました。この映画のテーマのひとつですね。ところで、主題歌『アルカセ』は、ユニコーンの書き下ろし!それ、皆さんが言う(笑)。「えっ!ユニコーン!!」って。僕も大好きですし、まわりには中高生の時にコピーバンドやってたって人も多い。僕ら世代の憧れのバンドの一つ。最高です。この曲は、きっと映画を盛り上げ助けてくれます。観終わったあとは、幸せな気持ちでご飯食べにとか、行ってほしいですね。中村 和宏(なかむら かずひろ)1973年生まれ。尼崎市出身。『女子高生探偵あいちゃん』(2018年)で映画初監督、『酔うと化け物になる父がつらい』(2020年)でチーフプロデューサーを務める。ドラマの監督作品としてMBS『メモリーオブラブ』『家族善哉』『京都へおこしやす』、KTV『望月』『彼女を待ちながら』などがある。text. 田中奈都子『あまろっく』出演: 江口のりこ 中条あやみ/笑福亭鶴瓶 松尾諭 中村ゆり 中林大樹 駿河太郎   高畑淳子(特別出演) 佐川満男 監督・原案・企画:中村和宏脚本:西井史子 音楽:林ゆうき 山城ショウゴ主題歌:「アルカセ」ユニコーンSony Music Labels Inc./ Ki/oon Music配給:ハピネットファントム・スタジオ©2024 映画「あまろっく」製作委員会あらすじ義母はまさかの20歳!?39歳実家暮らしの娘に、お父ちゃんが再婚宣言!理不尽なリストラで失業し、実家に戻ってきた近松優子はニートのような日々を送っていた。ある日、能天気な父が突然、再婚すると言い出し、20歳の早希を連れてきた!家族だんらんを夢見る早希と、自分よりずっと年下の“母”の登場に戸惑う優子の共同生活は騒動の連続。しかし、ある悲劇が近松家を襲い、優子はこれまでの人生を振り返り、家族の“本当の姿”に気づいていく。 ☆観客賞を受賞しました☆『あまろっく』は3月、大阪アジアン映画祭にて初上映され、観客賞を受賞しました!上映作品の観客の投票による得点が、上映作品の中で最高の作品に授与される賞です。映画祭は英語字幕版上映のため、中村監督は「関西弁の会話の面白さが伝わるかな」と心配していましたが(※取材は上映前でした)、会場はおおいに盛り上がりました。アジア各国の映画ファンからの太鼓判を得て、4月19日ロードショーです!49

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