KOBECCO(月刊 神戸っ子)2024年4月号
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ブランドを立ち上げて2年目ですが、手ごたえはいかがでしょうか?また成長戦略をお聞かせ下さい。手ごたえは感じています。実際に売り上げも伸びてきていますし、新規の小売店さんからの引き合いやリピーターの方も増えて来ており順調です。そんな中で、我々が本格的にこの分野に参入するにあたって、もっとお客様とのタッチポイントを増やして成長を促していきたいと思っています。それと少し関連するのが、「ロック・フィールド メンバーズ」という会員組織です。会員の皆様の多くが実店舗にお越し頂いている方ですが、オンラインショップで「RFFF」が買える、ということをご存じない方もいらっしゃるので、メンバーズの中でお伝えして、すそ野を広げています。まずは足元の中計3ヶ年をしっかりやって、「RFFF」を大きな柱に持っていきたいと思っています。最後に、御社にとって神戸とは?神戸は色んな食文化が発展している土地だと思います。洋食、洋菓子、中華もそうですね。食の可能性を切り拓いてきた土壌があり、新しい文化が生まれるとしたら神戸じゃないかなと、思っています。そんな中で、会社としても、食の可能性を広げつつ、それをもとに神戸の魅力も、もっと発信していきたいと考えています。株式会社ロック・フィールド本社(神戸ヘッドオフィス・神戸ファクトリー) 神戸市東灘区魚崎浜町15-2〈取材を終えて〉ロック・フィールドと言えば、RF1のショーウィンドウが示す通り、盛り付けのスペシャリスト。残り少なくなったサラダでも、とても美味しそうに盛られており、つい食指が動く。そんなロック・フィールドでも、“写真”となると勝手が違うそうで、RFFFにおいては、如何に美味しそうに、そして温かく写真に収めるか、ということに現在進行形で研究を重ねられているというお話は興味深かった。ちなみに、大切にしているイメージは「食卓」だそう。リーフレットなどを拝見すると、サラダやワインが並ぶ食卓に商品であるグラタンなどが映っている。また器にもこだわっているそうだ。確かに、食べるに至っても、盛り付け一つで味わいが変わってくるものだ。ユーザーとしてもお手本となるのはありがたい。現状でもとても美味しそうなビジュアルであるが、さらにここからどう進化していくのか、ブランドの成長とともに楽しみにしたい。〈プロフィール〉蔭岡翔(かげおか しょう)放送作家・脚本家神戸市東灘区在住。関西の情報番組や経済番組などを企画・構成。日本放送作家協会関西支部監事。日本脚本家連盟関西地区総代新しい文化が生まれるとしたら神戸38

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