KOBECCO(月刊 神戸っ子)2024年4月号
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―プロデュースを手がけることになった経緯は?  当初、募集に手を挙げる予定はなかったのですが、フェリシモが今までやってきたことを活かせれば、新しいご提案ができるかもしれないと思うようになり、一昨年の秋ごろからできることをいろいろ考えていました。私たちが提案を策定するにあたって提案の骨格に置いたのは、「神戸へのラブレター」というコンセプトでした。神戸に惚れ込んでやってきたフェリシモですから、大好きな神戸の象徴とも言える神戸ポートタワーをもっともっと素敵に輝かせてあげたい、見る人を、訪れる人をも優しく照らしてくれるようなタワーにしていきたい、そう考えていました。作成した膨大な資料を提出したところ書類審査をパスし、昨年3月のプレゼンテーションの結果、光栄なことにフェリシモが神戸ポートタワーのプロデュース事業社として選定されました。―プロデュースに活かせるフェリシモの強みとは?矢崎和彦(やざき かずひこ)さん1955年 大阪市生まれ 78年に大学を卒業後、株式会社ハイセンス(現株式会社フェリシモ)入社。同社マーケティング本部長、専務取締役、取締役副社長を経て、87年4月に代表取締役社長就任。2010年4月に毎日経済人賞受賞を受賞。著書『ともにしあわせになるしあわせ―フェリシモで生まれた暮らしと世の中を変える仕事―』27

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