KOBECCO(月刊 神戸っ子)2024年4月号
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んて最初は思っていたんですよ(笑)」しかし、「いざ舞台に立ってみて、明らかに演技に対する考え方がこれまでと変わっていた」と素直に打ち明ける。「森繁先生の仰る通りでした。その頃舞台で演じてみて、初めてその魅力を知ることができたような気がしました。それからですね。これからは、1年に1作は舞台に立ちたい。と、そう決めました」尽きない舞台への情熱そんな大きな転機となった舞台の魅力とは?「公演は毎回、違うお客さまで、当然、客席の反応は毎回違いますし、俳優の演じ方もお客さまに左右されることも多い。稽古に1ヶ月を費やし、公演もロングランで上演されます。ひとつの作品を、長期間じっくりと時間をかけながら、多くの俳優やスタッフの方たちと力を合わせて作りあげていく舞台というお仕事に俳優として、とてもやり甲斐を感じま撮影:髙村直希23

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