KOBECCO(月刊 神戸っ子)2024年4月号
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名靴図鑑生涯愛せる靴時代を超えて履かれ続けているのは、それなりの理由がある。愛靴家たちに絶大なる支持を得る、ビスポーク靴「SPIGOLA」。010オルタナティブな靴自分らしい黒靴を新調。各々の価値で選択肢を作る、それがビスポークの楽しみ方同じ漆黒のドレスシューズでも表情は様々。装いにエッジを効かせたいならば、パンチングを配したトゥにダミーレースで遊び心を表現した「レイジーマン」や、複数のパーツでグラマラスに構成した「ブラインドブローグ」がおすすめ。類まれな美しさが際立つ「ホールカット」やオーソドックスな「ストレートチップ」で、こなれ感を表現するのもよし。ファッションの楽しみ方も、生き方も、オルタナティブ=選択肢がひとつではない。新年度の始まり、自由な表現を志して、アナタの顔となる一足を新調してみてはいかが。フィレンツェの靴職人ロベルト・ウゴリーニ氏のもとで修業した鈴木幸次氏が、オーダーメイドで自分だけの最高の一足に仕上げてくれる。他に類を見ないルックスと足にピタリおさまる履き心地に、世界中にファンが多い。神戸市長田区細田町5-2-16TEL.078-641-134310:00〜19:00 日曜休ディテールに徹底的にこだわって、靴という器に自分らしさを装飾する長く愛せるクリエイション要素採寸した足のデータをベースに一人ひとりに合わせた木型を削り、仮縫い靴で履き心地の確認や調整をしながらデザインの詳細も決定していく。トゥにラムズホーンのメダリオンを追加しようかな…など、どんなデザイン、ディテールでも好みのままに作ることができるのもビスポークの醍醐味。写真上からノーズとウィングチップの絶妙なバランスが美しい「ブラインドブローグ」。モードな印象の一枚革の「ホールカット」は優艶な3本のステッチがアクセントとなっている。着脱が容易なダミーレースから怠け者と名付けられた「レイジーマン」は各所にあしらわれた穴飾りでエレガントなルックスを演出。黒靴の基本「ストレートチップ」も品格が香り立つスピーゴラのオーダー靴で今春からアップデートを神戸・長田ビスポークブランドSPIGOLA12

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