KOBECCO(月刊 神戸っ子)2024年4月号
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の鉄道150年」をテーマに草創期の阪神間の鉄道について語った。まずは、会場の目の前にある新長田駅の開業時の話題から。戦時中、神戸の商店街はことごとく空襲に遭ったが、大正筋や六間道などこの一帯3月13日、長田区文化センター別館ピフレホールにて歴史講演会が開催された。明治7年(1824)の大阪~神戸間鉄道開業から今年で150年となることにちなんで、兵庫津ミュージアム名誉館長の田辺眞人先生が「阪神間の商店街は戦災を逃れ、戦争直後は神戸一の賑わいとなり「西新開地」とよばれていた一方、兵庫駅と鷹取駅の間にありアクセスが悪かった。そこで地元の人たちが請願し、昭和29年(1954)に開業したという。「その日は新長田駅前に大きな鯨が運ばれてきて、僕も見に行ったんですよ」と、田辺先生にとっても思い出深いできごとだったようだ。話は本線に入り、大阪~神戸間の鉄道建設へ。当時の阪神間は海岸沿いに集落が多いのでここに線路を敷設しようとしたが、機関車の煤煙で酒が腐るという噂から反対に遭い、やむなく山麓に建設されることになった。しかしそこには芦屋川、住吉川、石屋川という天井川が立ちはだかり、歴史講演会 「阪神間の鉄道150年」を開催長田区文化センター別館ピフレホール102

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