KOBECCO(月刊 神戸っ子)2024年3月号
94/148

3月末までお見逃しなく1月25日、神戸酒心館で「2024年酒粕プロジェクト」のプレス発表会が開催された。2015年からスタートして10年目の今年は、約20の飲食店や企業、団体が参加し、オリジナルの酒粕グルメを発表。3月末まで各店で提供中! 冬の定番・粕汁をはじめ、酒粕を活用した料理は全国各地で食されていると思いきや、実は関西特有のものだとか。”かす“どころか美味しくて栄養価が豊富な酒粕。その文化を広げるべく、新しい使い方を提案するのが2015年から毎年、神戸酒心館を中心に実施されている『酒粕プロジェクト』だ。当初は兵庫県のみだったが徐々に県外の店舗も参加するように。 神戸酒心館の久保田博信副社長は「日本酒の副産物・酒粕を料理に使う文化が薄れつつあることを危惧して始めたプロジェクトだが、今や街のあちこちで酒粕グルメを見かけるほどブームに。10年の取り組みがそのきっかけを作り、効果が出ているようで嬉しい」と挨拶。プロジェクト参加店舗の料理人や食関連企業の代表も酒粕グルメに込めた想いを披露。レシピの工夫、回を重ねるほどにハードルが高くなって…、大阪・関西万博を見据えて世界に発信したい!との意見も。関西が誇る酒粕が„sakekasu“として世界中で愛される日は近いかも!~酒粕が和・洋・中、甘味や調味料、多様に変身!~2024年 酒粕プロジェクト 参加飲食店の皆さん。右端はプロジェクト企画者のフードジャーナリスト曽我和弘さん 神戸酒心館の久保田博信副社長  演習でメニューを考案した大阪樟蔭女子大学の学生さんたち  酒粕を餌に「神戸元気サーモン」を養殖する東須磨サーモン部会 1123423494

元のページ  ../index.html#94

このブックを見る