神戸JCは現在、会員数約200名、全国で6番目に大きい団体です。2024年度の目標は新規入会者100名としています。私たちは、毎年各都市で全国のJCメンバーが集まる全国大会を開催しているのですが、2026年は神戸での開催が決定しています。その準備のためにも多くのメンバーが必要です。今年は、日本JCの会頭に神戸JC所属の小西毅君、また多くのメンバーが日本JCに出向し、日本中で活躍しています。出向は全国各地のJCメンバーと親交を深め、視野を広げるという面でも素晴らしい経験になります。会員数を増やして、できることの範囲を広げたいと考えているので、会員数300人という神戸JCの目標達成に向けて全力を尽くします。―人材発掘はどこから?基本的には神戸JC全メンバーから新入会候補者をご紹介いただく「ONEチーム拡大」をスローガンに掲げ、一人一人が当事者意識を持って取り組んでいます。最近では、HPやSNSから「興味がある。入会したい」というお問い合わせも多く、現時点(2月13日)で30名が仮入会を決めてくれています。―入会候補者にはどんなことを伝えていますか。ビジネスライク・地域貢献・人脈形成・自己研鑽という目的を持って入会する方が多いですが、中でも最も多いのが人脈形成です。仕事では取引先やクライアントなど利害関係ありきの人間関係になってしまいますが、JCの仲間には利害関係がありませんので、深く人間性でつながる人脈が得られます。その2歩、3歩先で事業の拡大や自己成長につながるのがJCだと伝えています。―新しい試み「JCトライアル」とは?神戸JCには5カ月間の仮入会というシステムがあり、その間に本入会を検討いただきます。入会後には所属委員会希望調査を実施しますが、文書で活動内容を読み、11の中から希望する委員会3つをチェックするだけでした。それでは実際の活動内容が分かりにくいとの声もあり、仮入会期間に神戸JCを実体験してもらえる機会や企画を提供する「JCトライアル」事業を立ち上げました。例えば、仮入会を決めた時点からすぐに毎月おこなわれる例会に参加できますし、「みなとまつり」や「オータムフェスティバル」「青少年育成事業」は当日だけでなく、準備段階から参加してJC活動の雰囲気を体感できます。本入会を勧めるだけでなく「みんなで楽しむ」というスタンスで仮入会期間の充実を図っています。神戸JCが何をしているのか、どんな団体なのかを見て、感じて、本入会するかを決めることができます。―神戸JCにはどんな職種の会員が集まっているのですか。新会員の職種も限定されるのですか。神戸のまちへの思いや資質は問いますが、決して職種は限定しません。近年では、カメラマンやウェブデザイン、クリエイターなども増えましたし、サラリーマンや女性メンバーの割合も多いですね。人口や企業数も減少している中、神戸で老舗企業と言われる会社の二代目、三代目経営88
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