KOBECCO(月刊 神戸っ子)2024年3月号
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─キッチンへのこだわりは。文美さん まず素材ですね。木は時とともに味わいが出てくるので、私の地元、広島のメーカー、ウッドワンのキッチンを選びました。あとは動線です。家族が一番よく使う冷蔵庫を真ん中に置きました。鑑さん 動線と言えば、1階は行き止まりがないんですよ。ぐるっと回って運動会ができるので、娘も思い切り遊べるのではないでしょうか。また、玄関から家の奥まで一目で見え、広く感じます。─小上がりもいい感じですね。鑑さん 和の空間があると安心しますよね。時々、娘のお遊戯の舞台になりますが(笑)。文美さん 床の間の室礼を変え書家として活躍するご夫妻のために、墨をイメージさせる銀黒の煉瓦を薦めた平尾工務店が手がけたオーガニックハウスの阪野さん宅を訪問し、夫婦揃って書家として活躍中の鑑かんさん・文あやみ美さんに、住まいへの思いをうかがいました。家を建てるというより、暮らし方を建ててもらったという感じです。平尾工務店のお宅訪問阪野様邸③60

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