KOBECCO(月刊 神戸っ子)2024年3月号
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Le・PAN DOUGH(ル・パンドゥ)ブーランジェリーではなく、パン屋でいたいデニッシュ食パン「ほうらく堂」(神戸市北区)のあんこが入ったこしあんパンポーク100%ウインナー「食事の後にプリンがあったらうれしいかな」と作り始めたカスタードプリン。今ではル・パンドゥの人気商品。ワッフル20時まで開いているので夕方になってもまだ温かいパンが並びます。あんぱん、クリームパン、メロンパン、ウインナーの入ったパン。懐かしい顔をしたパンと一緒に焼き菓子も。大迎さん曰く、「粉とバターを使うのは、パンも焼き菓子も同じだから」。パンは日本、ワッフルはベルギー、フィナンシェ、ガレット・ブルトンヌはフランス。楽しすぎて、トレーがいっぱいになります! もう20年も前になりますが、ここに店を出すときに「ご近所の人が“食べたい”と思ってくれるパンを焼こう」と思いました。特に食パンはお客さんの「おいしい」の声を探りながら、「これはどうかな」「ダメかぁ」「じゃあこれは?」「う〜ん」。あれこれ試して今の食パンにたどり着いたんですよ(笑)。のめり込むタイプなので、その試行錯誤はけっこう楽しんでるんですけどね。 パンは主食。見た目じゃなくて“味”が重要です。僕は、アーティストじゃなく「おいしい!」を追求し続けるパン職人でいたいです。大迎 雅之さん僕、ワッフルが好きで、最初は自分が食べたくて作り始めたんです。好きな味があって、その味に近づけるまでに5年ほどかかりました。ワッフル好きってけっこう多いんですよね。Vol.13KOBECCO パンさんぽビアンヴニュ・大下さんと歩く42

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