KOBECCO(月刊 神戸っ子)2024年3月号
31/148

欧州、中国ではEV車の市場が拡大しており、御社も市販用EVタイヤを投入されましたが、市場の拡大をどのようにご覧になられていますか?拡大の背景は、「環境」が一つのキーワードになっています。電気自動車を普及させることが目的ではなく、環境対応のためには車の排気ガスを減らさないといけない、そのためには、電気自動車のようなものが大事なんだ、というところがポイントだと思います。そういった考え方の結果として電気自動車など、環境に良いものを使っていく。こういった世の中の流れは、我々も向き合わなければならない点です。当社はパーパスとして、「未来をひらくイノベーションで最高の安心とヨロコビを1985年4月に住友ゴム工業株式会社に入社。ゴム材料の研究開発に従事。2015年3月執行役員 材料開発本部長兼材料第一部長、2020年3月常務執行役員 研究開発本部長兼材料開発本部長などを経て、2022年3月 取締役常務執行役員 研究開発本部長、現在に至る。タイヤ事業の技術、生産を統括している。村むらおか岡 清きよしげ繁さん住友ゴム工業株式会社取締役常務執行役員電気自動車は、100年後の"未来をひらく“一つの考え方31

元のページ  ../index.html#31

このブックを見る