環境への配慮と技術革新が重要なテーマとなっている車の世界。特に、以前から問題視されてきた排出ガスなどの環境面への対策として目を向けられているのが電気自動車(EV)だ。 自動車業界はいま「100年に1度」の変革期とも言われるが、その動きを「足元」から支えるのがタイヤメーカーだ。そして、その“タイヤ”を日本で牽引してきたのが『ダンロップ』ブランド、『ファルケン』ブランドを持つ住友ゴム工業株式会社(神戸市中央区)。 同社は自動車タイヤ国産第一号を生産、日本初のチューブレスタイヤを開発、世界初の100%石油外天然資源タイヤ「エナセーブ 100」を発売するなど、業界のフロントランナーとして駆け抜けてきた。近年はEV用のタイヤに注力している。その狙いや開発にかける想いを、ゴムのまち長田で生まれ育ち、ずっと開発畑を歩んできた取締役常務執行役員の村岡清繁氏に話を伺った。未来を-VOL.9-駆ける神戸の新風「100年に1度」の変革!「足元」から支えるフロントランナーに聞く次世代のタイヤへの想い30
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