KOBECCO(月刊 神戸っ子)2024年3月号
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岐阜県で牛肉といえば飛騨牛。神戸ビーフと同じく産地でも、なかなか口にできない高級牛だ。養老町には食肉処理施設があり、上質で安価な精肉が手に入る。一家に必ず炭焼きのバーベキューセットがある土地柄で、県道56号は焼肉街道と呼ばれるほど。名古屋をはじめ県外からわざわざ訪れる人がいるのも納得だ。大垣駅前のビジネスホテル「コンフォートイン大垣」に泊まった。朝食は無料のビュッフェスタイル。一押しは岐阜県産米ハツシモを使った「ハツシモ鶏ごぼうめし」。いっぱい食べたいが控えめにした。理由は、岐阜でも名古屋同様にサービス精神にあふれた喫茶店が多いため。向かった先は「TEF TANIGUMI」(揖斐川町)。1棟貸しのプライベートヴィラだが、併設の「Cafe TEF」は宿泊者以外も利用ができる。オシャレでボリュームある朝食に満足。揖斐の寺といえば、西国三十三所霊場最後の33番札所「谷たにぐみさん汲山華けごんじ厳寺」(愛称・谷汲さん)だ。最後の札所であるため満願寺とも呼ばれる。境内は広く、巡礼で着ていた白い衣を脱ぎ納める「笈摺堂」や「満願堂」、「精進落としの鯉」など、他にはないものを見ることができる。「焼肉道場ローヤル」の大皿極上「花」6,468円TEFモーニング(紅茶600円+350円)1日目 夜焼肉街道(養老町)2日目 午前谷汲山華厳寺(揖斐川町)2日目 朝朝 食華厳寺満願堂。満願堂に狸の置物が多いのは、満願で「他(た)を抜く」の意142

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