躍動するアジア日本モンゴル合作映画の企画が準備中第3回ベトナム元気昨年、日本公開されたモンゴル映画『セールス・ガールの考現学』は、第二〇回ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバルでグランプリ受賞。主人公が「アダルトショップで働く女子大生」という好奇心もありましたが、内容は首都ウランバートル市の現代生活の多様性がユーモアを交えて描かれています。今月号は、前号のモンゴル紹介の続編。写真を中心に同国の魅力をご紹介します。また現在、新作映画が企画・準備中。モンゴルで有名な男優ドゥルグーンさんが主演です。文・ 上田義朗X【日本人死亡者慰霊碑】ウランバートル市郊外に日本政府が建設。隣接の住み込みモンゴル人家族が日常の管理を担当しています。桜の花の陶板が壁に埋め込まれています。【モンゴルの大草原】4月~9月がベストシーズン。ただし厳冬の今こそ透明感ある「満天の星」を楽しむことができます。放牧された羊や馬を「カーボーイ」が追いかけます。【日本モンゴル協力の拠点】モンゴル国立大学内に設置。JICAが協力し、日本語やビジネスのコースに分かれて人材育成が進行中。ビジネスや投資の相談も歓迎です。【カシミア縫製工場】大規模な工場の通路からドアを開けるとカシミア製品の販売店に直結(EVSEG社)。このほかに小さな製造直売のブティックもあります。「カシミア製品の楽園」モンゴル。【映画企画】ドゥルグーンさんは、砂漠を旅するモンゴル人僧侶を護衛する日本人武士の数奇な運命を演じます。日曜劇場『VIVANT』製作のノマディア=ピクチャーズ社が協力。【写真引用】Chance Mongolian Casting Agency.■上田義朗(うえだ よしあき)流通科学大学教授 日本ベトナム経済交流センター副理事長外国人雇用適正化推進協会(ASEO)代表理事合同会社TET代表社員 137
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