KOBECCO(月刊 神戸っ子)2024年3月号
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re InformationKOBECCO催しもの情報フランスのアヴェロン県と兵庫県との20年をこえる友好提携を記念し、1950年代から直接交流のあった画家のピエール・スーラージュ(1919-2022/アヴェロン県出身)と書家の森田子龍(1912-1998/兵庫県出身)の展覧会を開催する。国際交流は何をもたらし、文化的なアイデンティティはいかにして生まれるのだろうか。スーラージュ美術館の全面的な協力により開催される本展では、二人の作品合わせて約50点に加え、書籍や日記などの資料を通して、芸術家の出会いを考える。兵庫県立美術館スーラージュと森田子龍森田子龍(左)とスーラージュ(中央)1963年、パリにて■会期 3月16日(土)~5月19日(日)■会場 兵庫県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 HAT神戸内)■時間 10:00~18:00(入場は閉館30分前まで)■休館 月曜日(ただし4/29〈月・祝〉・5/6〈月・振休〉開館、4/30・5/7〈火〉休館)■料金 一般1,600円、大学生1,000円、70歳以上800円、高校生以下無料障害者手帳等をお持ちの方(一般)400円、障害者手帳等をお持ちの方(大学生)250円■交通 阪神「岩屋駅(兵庫県立美術館前)」から南へ徒歩約8分■お問い合わせ TEL.078-262-1011台屋・伊藤宗一郎の道具(鑿)鉋台の消耗は早く、普及から長きに渡り大工たちは自ら鉋台をつくり、鉋刃をすげ、より切れ味のよい道具に仕上げて日々の仕事をしていた。明治時代の終わり頃からは、鉋台づくりの専門職人が現れて「台屋」として活躍した。本展では、名人として知られた鉋台職人、やまあさ伊藤商店店主の伊藤宗一郎さん(1922-2017)の仕事を中心に、台入れ工程を専用の道具や映像等で紹介する。近年、台屋は数少ない存在となり、再び大工自らが鉋台をつくる時代が訪れている。職人たちが優れた手道具を使いこなして腕を振るった時代、鉋台づくりの名人たちはその技を極め、ものづくりを支えていた。これまで語られることの少なかった鉋台職人の世界をぜひご覧いただきたい。竹中大工道具館鉋台をつくる―東京における台屋の成立と発展exhibition■会期 3月2日(土)~5月19日(日)■会場 竹中大工道具館1Fホール(神戸市中央区熊内町7-5-1)■時間 9:30~16:30(入場は閉館30分前まで)■休館 月曜日(ただし4/29〈月・祝〉・5/6〈月・振休〉開館、4/30・5/7〈火〉休館)■料金 一般700円、大高生・65歳以上500円、中学生以下無料■交通 神戸市バス2・18系統「熊内6丁目」下車徒歩2分■お問い合わせ TEL.078-242-0216art114

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