KOBECCO(月刊 神戸っ子)2024年3月号
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神戸市生まれのシンガーソングライター、小林建樹さんにお会いしました。デビュー25周年を記念し、11枚目のアルバム『Gift』をリリース、2月には東京と神戸にてライブを開催。小林さんの音楽の始まりと今、これからのこと、伺いました。デビュー25周年。1周回って原点回帰です。シンガーソングライター小林 建樹 さんQ.神戸市のご出身、現在は東京都在住ですね。仕事の関係で東京にいますけど、神戸はやっぱりいいですねぇ。僕は、佐野元春さんや坂本龍一さんに影響を受けて現在の仕事に就くことになったのですが、「海外の曲も聴きたい」っていう気持ちを満たしてくれたのは、三宮にあったレコード店『Mr.Jackets』です。だいぶ通いました。ビートルズとトッド・ラングレンが大好きでした。Q.邦楽も洋楽も好きだったんですね。好きになるとアルバム全て聴いて、聴いて、聴いて(笑)。すごく聴きました。アニメーションの音楽も好きでした。それは子どもの頃からですけど、最初は『赤毛のアン』(1979年)。作曲は三善晃さんでした。あの頃、アニメーションの音楽ってすごく良くて、小林亜星さん、冨田勲さん、一流の作曲家が手がけていたんですよね。そのうち「僕も作曲したい」と思うようになって、ピアノを弾き始めたんです。112

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