KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2024年2月号
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米屋発祥の沢の鶴は、米づくりにはひとかたならぬ思いがある。2016年からはヤンマーと協力して新しい酒米「OR2271」を開発。米の心白が大きく、タンパク質と脂肪が少ないため雑味が出ず、美味しい酒造りにもぴったり。この酒米で醸したのが、「NADA88」。米という漢字を分解した「八十八」、米の栽培や酒造りには「八十八の手間がかかる」ことにちなんだ遊び心あふれるネーミングや、お洒落な稲デザインのパッケージやシルバーのボトルも話題に。創業以来306年脈々と受け継がれる米へのこだわりと革新への挑戦が独自の魅力を生みだしている。●沢の鶴資料館江戸時代に酒造りをしていた蔵を公開し、酒造りの道具や灘酒の歴史資料を展示。兵庫県の重要有形民俗文化財に指定される。併設のミュージアムショップでは限定の純米生原酒等が試飲できる。米を生かし、米を吟味し、米にこだわる。「※」マークに想いを込めて沢の鶴資料館(沢の鶴株式会社)神戸酒蔵探訪記Vol.176

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