KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2024年2月号
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遼太郎さんは旧制大阪外国語学校(現在の大阪大学外国語学部)の同窓で、学生時代からの親友の二人は神戸でよく会っていたことなどにも触れつつ、神戸の文壇を代表する直木賞作家の経歴や功績を振り返った。まずはトアロードの名前の由来から。陳さんはトアロードを上がったところに住んでいたとか。現在の外国人倶楽部のところにあったトアホテルのマークは鳥居で、さらに道を下ると三宮神社の鳥居があったことから「鳥居ロード」とよばれていたが、外国人が「トリイ」と発音しにくいことからドイツ語の「門」を意味する「トアー」昨年11月22日、トアロードの名店「MOKUBA’STAVERN」で、生田神社名誉宮司、加藤隆久さんのトークショーが開催され、立錐の余地もない大入りとなった。主なテーマは、2024年に生誕百年を迎える陳舜臣さんについて。陳さんと司馬トアロード・アーチ・リニューアルイベント  生田神社・加藤隆久名誉宮司が陳舜臣を語る神戸風光無限趣49

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