KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2024年2月号
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―これからのJCを担ってもらう20代、30代の人たちに向けてメッセージを!SDGsが社会に浸透し、社会課題を解決できる企業が生き残れると言われています。社会人としても社会に居続けるためには課題解決という発想を持つことが大切です。「じゃあ、どうすればいいのか?」。考えても非常に難しいと思います。「自分の街を良くしたい」という素朴な発想から始めれば、考え方や仲間の作り方、組織の動かし方などが自然と分かってきます。JCというのはそんな団体だと思います。社会のトレンドに敏感な若い人たちにぜひ参加していただきたいと思っています。―2026年には神戸で全国大会開催予定ですね。昨年、立候補して開催が決定しました。街のあちこちで再整備が完了するとてもいいタイミングでの開催になりそうです。25年春に開業予定の神戸アリーナ(仮称)をセレモニー会場にしようと計画しています。―神戸のどんな魅力を伝えたいですか。全国から一万余人のメンバーが神戸に集まります。食べるものが安くて美味しくて、異種のものを集めたらすぐに溶け合い、おしゃれで美しいものが似合い、コンベンションシティーとしての機能が整っている…来ていただくだけで魅力は伝わると思います。―日本JCの将来像は?自分たちの団体を良くしたいとか目立ちたいとかは一切目標に掲げず、国や地域をより良いものにして明るい社会を作ろうという目的だけで動いている唯一無二の団体です。社会も経済もすごいスピードで変わっていく今、日本JCは社会課題がある限り、毎年出てくる課題に取り組み解決し続けるだけです。―思い描く日本の未来は?世界の中で日本の競争力が落ち経済力が弱くなったことにやっと気づき解決しようとみんなが動き始めたところです。いずれは良い方向に向かうと信じています。人口減少、大都市集中が止められない状況下、あらゆる地域に住んでいる人たちが平等に豊かに暮らすために打ち出している施策がいずれは功を奏するでしょう。活気を取り戻したインバウンドに合わせて各地域の様子も変わり新しい産業が創出されるでしょう。私は前向きにこの国の明るい未来を思い描いています。社会課題がある限り、JCは解決のために動き続ける神戸JCメンバーと共に42

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