KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2024年2月号
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―日本JCについてご紹介ください。世界各国にある国際青年会議所(JCI)のメンバーとして日本を代表するのが日本JCです。北海道から沖縄まで10の地区協議会(近畿地区など)があり、それぞれがブロック協議会(兵庫県など)に分かれ、その中に神戸JCのような市町ごとのLOM(Local Organization Memberの頭文字をとり、国家青年会議所の中に属する各地青年会議所の意。現在671LOM、約27,000人が所属)があります。全体の総合連絡調整機関としての役割を持っているのが日本JCです。―初の日本JC会頭に選出されたときの心境は?神戸JC歴代理事長からエールはありましたか。国の課題解決に関わるというのはなかなか経験できることではありません。神戸JCで育てていただいた力を発揮できるのであれば「喜んで!」という思いです。先輩方が参加される神戸JCのシニア例会で壮行会を開催していただき、上島さん(UCCホールディングス上島達司会長)をはじめ歴代理事長からたくさんのエールを頂きました。日本JCの活動が多忙なため自宅にほとんど帰れないだろうと、私の等身大パネルを頂き自宅に置いているのですが、玄関を入る度に自分にびっくり(笑)。とても温かい雰囲気で送り出していただき感謝しています。―2024年度の基本理念「親切心が織りなす豊かさで 笑顔あふれる未来へ」とは?私は「素朴で純粋な親切心」を大切にしています。自分の事業とは関係なく、何の金銭的な利害関係がない人たちと一緒に組織を作って社会課題を解決していくことこそが親切心です。持っているのに発揮できていない人はもったいない。親切心を磨き、発揮して社会課題に対して動き、自分自身の成長にもつなげてほしいと思っています。―日本人らしい考え方ですね。誰かのために何かをやるというのは日本人が持っている調和の心だと思います。大事にするべきですし、追求することで自分も周りもより良くなり、社会課題も解決できる。こんないいことはないです。神戸JCで育てていただいた力を日本JCで発揮したい神戸JCのシニア例会で壮行会が行われ、等身大パネルが贈呈された日本JC第72代麻生将豊会頭より第73代会頭を受け継いだ39

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