KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2024年2月号
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横尾忠則現代美術館『魂と肉体の交差』2002年 日本テレビ放送網株式会社蔵魔になるでしょうね。僕がいう近い将来は、AIの支配する社会を妄想しての想像力で、AIなど必要としない社会を希望したいですが、一方、科学と文明は霊性を無視するかのように進化の途にあります。僕のいう、知性の崩落は、あくまで願望であって、一日も早く霊性の支配する社会が来ることを望むばかりです。美術家 横尾 忠則1936年兵庫県生まれ。ニューヨーク近代美術館、パリのカルティエ財団現代美術館など世界各国で個展を開催。旭日小綬章、朝日賞、高松宮殿下記念世界文化賞、東京都名誉都民顕彰、日本芸術院会員。著書に小説『ぶるうらんど』(泉鏡花文学賞)、『言葉を離れる』(講談社エッセイ賞)、小説『原郷の森』ほか多数。2023年文化功労者に選ばれる。横尾忠則現代美術館(神戸市灘区)にて『横尾忠則 ワーイ!★Y字路』展、開催中。1919

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