KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2024年2月号
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なぎ」を紹介しました。また、かかりつけ医側は患者に頼られるためにも日々変化する医療に対応することが大切なので、自分が診られる範囲を少しずつでも拡げていくよう努力していきたいと決意を新たにしていました。─かかりつけ医はどのように探せば良いのでしょうか。杉安 シンポジウムでも話題に挙がったかかりつけ医機能報告制度はまだ準備段階ですが、現在でも医療機能情報提供制度の一環で県が提供する医療機関情報システムで医療機関の検索ができますし、尼崎市医師会でも医療機関の検索システムを公開していますので、ぜひインターネットを通じてご利用ください。また、インターネットに不慣れな方は各地の医師会にご相談いただければと思います。みなさまの健康を守るためにも、ぜひかかりつけ医を持ちましょう。うになればという意見がありました。─地域医療の視点からの意見はありましたか。杉安 尼崎市医師会医政委員会委員長の武部健先生は、「面で支える」地域の医療や介護の提供にもかかりつけ医は不可欠であると指摘し、尼崎市独自の「尼崎市医療・介護連携支援センター あまつ生は、フリーアクセスの視点からも行政などからの指定ではなく患者自身がかかりつけ医を決めることが重要で、医師も腕を磨いてかかりつけ医機能を発揮していくべきと述べました。黒瀬先生からは、ゆりかごから墓場まで産婦人科~小児科~内科といったかかりつけ医のリレーが人生を伴走してくれているようなイメージでライフステージに合わせかかりつけ医を選べるよ第3部では、5名のシンポジストの先生とシンポジウムを実施。衆議院議員・中野洋昌先生から、かかりつけ医機能報告制度の開始についてもお話があった107

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