KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2024年1月号
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進化する「ひょうご国」プロジェクト認知拡大の評価と今後に期待を寄せて第3回ラウンドテーブルを開催神戸ファッション協会は11月20日、「ひょうご国~HYOGO産を世界に発信するPROJECT~」の第3回ラウンドテーブルを神戸酒心館ホールにて開催した。2年目となるプロジェクトの概要と、9月に大丸神戸店で開催された展示販売の実績を発表。期間が半分と短くなったにも関わらず、昨年とほほ同じ売上を計上、プロジェクトの認知拡大を報告。その後、「播州織」のバッグやワンピース、「神戸レザー」の「豊岡のかばん」や「日本酒バッグ」などコラボ商品関係者が登壇し、開発苦労話や反応を披露。続いて中小企業マネジメント研究センター長を務める同志社大学・関智宏教授が総括として、大阪・関西万博はもちろん、海外に目を向け、世界市場での使用価値創造の重要性を強調。「オフィスめがね」の藤野秀敏氏によるデザイン思考に基づいた重点施策の講演や参加者同士の意見交換会も行われ、「ひょうご国」が消費者に支持されつつあるなか、今後、どのような展開を行うことでブランド向上が図れるか、次のステップに歩を進める会合となった。3回目の会合。成果分析や一層の連携強化を図り、着実に取り組みを発展「兵庫・神戸の洋菓子」を「播州織」の袋で販売した(株)CUADROの三坂氏は県内各地の店を取りまとめる大変さをユーモアを交えて紹介。「神戸レザー」でバッグを作成した(株)喜市の片山氏は事業コーディネーターも兼任「豊岡のかばん」Maison Defの下村氏。大丸神戸店で初お披露目以降の順調な売上向上を報告関氏は「歩みを止めず続行していってほしい」と期待を込めて総括コメント会場ではコラボ商品の展示も神戸のクリエイティブ事業で活躍する藤野氏は地場とデザインの関係づくりについて講演「豊岡杞柳細工」作家の山本氏。柳に「神戸レザー」という異素材を編み込む創作の苦労と工夫を振り返る (株)丸萬・(株)POLSの大岡氏と(株)タイムバックスの坂田氏。「播州織」の素材としての面白さと作品への活かし方を説明「ひょうご国」活動レポート64

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