KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2024年1月号
38/148

どうしても自社だけの観点で見てしまうと、今までの発想を超えられないですし、第三者から見て頂くことで「面白い」と気づかされることがあります。その例が「100人の唎酒師」です。当社には100人以上の唎酒師がいるのですが、我々にとっては当たり前になっていたんです。しかし、TRINUSから「その100人が一番美味しいと思うお酒を商品化しましょう」と言われたことで、その価値に気が付きました。ちょっとしたひと工夫で新しいお客様に刺さる商品は生まれるのだと改めて思いました。御社は文化面の価値の発信にも力を入れておられますよね。その拠点となっているのは「沢の鶴資料館」ですね。実際に江戸時代に酒造りをしていた蔵を、そのまま一般公開している“灘”の酒造メーカーとしての誇りと神戸への想い38

元のページ  ../index.html#38

このブックを見る