りまして、実際に売り上げも伸びています。自社商品では、日本酒の長期熟成に取り組む新ブランド「八はっけい継」という新しい展開も行っていますね。「八継」の仕込みが行われたのは50年前の1973年。この年、日本酒の国内出荷量がピークを迎え、全国的に造れば造るほどお酒が売れていたそうです。そんな時代にあえて日本酒を熟成させることを選択しました。造っただけ売れる時代に熟成させるというのは、当時、理解されにくい行動だったかもしれません。しかし、結果として、いま新しい価値を加えて世の中に提案することができました。価値ということで言うと、我々は、「時間」という価値をお届けしたいと思っています。日本酒の価値は、原料米や製法といったもので評価されてきましたが、それらとは全く異なる「時間」という価値をお客様にご提示することが、この新しいブランド「八継」によって可能になったのです。「新しい価値」ということについてもう少しお聞かせ下さい。これについては、チャレンジしていく、新しいものを生み出していく、新しい価値をお客様にご提案していくというのが大事で、それを価値と認めて頂けるかどうかはお客様の判断になりますが、我々メーカーとしては、常に何か新しい価値を提供していくことが使命と考えています。早いスピードで環境や市場が変わっていく時代ですし、ライフスタイルも変わっていく中で、伝統にあぐらをかくのではなく、「やり続ける」のが大事だと考えています。企業とのコラボもその一環でしょうか?プロダクト共創プラットフォームを運営するTRINUS(東京・世田谷)とのコラボで生まれた「100人の唎ききざけし酒師」やヤンマーとの「酒米プロジェクト」ですね。やはり、新しいことをやり続ける、と言っても自社だけのリソースでは限界があるんです。一段、二段進化した何か新しいことをやる中で、異業種というのは選択肢として、面白いものや、新しいものが生まれる可能性を感じています。日本酒に新しい価値をつけて新しいニーズを開拓!100人の唎酒師720mlSHUSHU Light180ml古酒仕込み梅酒 720mlNADA88 180ml37
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