ります。棟梁たるもの手先が器用なだけでは不十分で頭の柔らかさも求められました。この規矩術に欠かせないのが曲さしがね尺。直角三角形を持つので和算の勾こうこげん股弦の関係を利用できます。また裏には表目の倍の目が振られていて、平の寸法を隅に移し替えるときに計算が不要になるなどの工夫が施されています。規矩術を曲尺使いの技というのはこのためです。この規矩術の初歩を体感できるクイズボックスが模型の横にありますのでぜひチャレンジしてみてください。(主任学芸員・坂本忠規)常設展「規矩術を修める」コーナー。規矩術模型は右側が平行垂木、左側は扇垂木。右手奥には規矩術クイズ。中央壁面パネルは規矩術の図解法神戸市中央区熊内町7-5-1Tel.078-242-0216休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)開館時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)https://www.dougukan.jp/ TAKENAKA CARPENTRY TOOLS MUSEUM竹中大工道具館17
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