KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2024年1月号
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いざ、紙の冒険へ出発!いよいよ幕があく終わりが始まり。最後は目的地である「元町映画館」に到着。ミニシアターが減り続ける中、「地元の方に多様な映画を観る機会が少しでも増やせたら・・・」との想いから計画。商店街に並ぶ予告ポスターやフライヤーに心躍りながら席に着いた。わずかな合間に出会った書籍の読後感に浸りながら、待ちに待ったご褒美の時間が始まる。古本とは過去から未来へと紡ぐ道標。個性を育んだ本日の「あいまのりすと」はこれにて完成!散策のシメは、「本の栞」。外からガラス越しに見える白基調の洗練されたデザインの店内。ドアを開けると店主の田邉栞さんが好きなレコードやCDがカウンターに並んでいる。本の販売以外にも音楽ライブやイベントも行う背景には、読書に興味がない人にも気軽に足を運んでほしいという思いが込められている。本棚からその思いや感性が滲み出ていた。「花森書林」神戸市中央区元町通3-16-4営業時間:13:00~19:00    (火・水定休)☎ 078-333-4720「1003」神戸市中央区栄町通1-1-9東方ビル 504号室営業時間:12:00~19:00     (火・水定休)☎050-3692-1329「本の栞」神戸市中央区元町通4丁目6-26元村ビル1F北営業時間:12:00-19:00     (水・木定休)「元町映画館」神戸市中央区元町通4丁目1-12営業時間:上映映画に準ずる     (定休日なし)☎078-366-2636(プロフィール)中西若菜(なかにし わかな)ひまつぶしをこよなく愛するZ世代クリエイティブディレクター・放送作家。テレビ番組、イベント制作の傍らデザイン作品をSNSで発表し代表作に「マカロニえんぴつ」(2022年夏フェスグッズ)がある。日本放送作家協会関西支部会員。「元町映画館」「本の栞」141

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