KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2024年1月号
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パントマイムの人と分かった。それだけではなく、その人、伝三Fさんは森文子さんとFB友達であった。わたしはそれを以前から知ってはいた。しかし久保さんとご夫妻だったとは思いもよらないことだった。久保さんのことを書いたわたしのFBを見た森さんからこんなメールが届いたのだ。《久保さんがそちらにゆかれたお話をおうかがいして、別ルートの繋がりからと思いきや、そんなご縁の繋がりがあったのですね~。そしてそして、お名前は存じ上げていたものの、今までお友達繋がりではなかったのが「喫茶輪」がきっかけで繋がりました。ふふふ。ありがとうございます~。》これにわたしはこう返信した。《思いがけないご縁が繋がっていて驚きでした。》その返事。《こっそり そのうち 「喫茶輪」にて おめにかかりましょうか~ てなことまで密談をしてしまいました。》《なんということを! 年寄りを驚かしてはいけません。》《ふふふ わたくしひとりのときみたいに いきなり参ったりはしませんので~ その時は よろしくおねがいいたします》そして久保さんからのメール。《私も森さんのことは伝三さんを通じて知っていたのですが、FB友達にはまだなっていなかったようです。今村さんのお陰で友達にもなれました。伝三さんとはかなり以前から面識があり、東京でのパントマイムフェスティバルにもご来場下さったり、京都まで会いに来てくださいました。(略)》偶然はまだある。12月号には杉山平一氏の詩を取り上げているので、三カ月連続で意図せぬ偶然が重なったということだ。繋がった!そんな気持でほっとする人間は孤独だから ■今村欣史(いまむら・きんじ)一九四三年兵庫県生まれ。兵庫県現代詩協会会員。「半どんの会」会員。西宮芸術文化協会会員。著書に『触媒のうた』―宮崎修二朗翁の文学史秘話―(神戸新聞総合出版センター)、『コーヒーカップの耳』(編集工房ノア)、『完本 コーヒーカップの耳』(朝日新聞出版)ほか。■六車明峰(むぐるま・めいほう)一九五五年香川県生まれ。名筆研究会・編集人。「半どんの会」会員。こうべ芸文会員。神戸新聞明石文化教室講師。(実寸タテ19㎝ × ヨコ約9㎝)119

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