KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2024年1月号
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KOBECCO Cultuartart■会期 【前期】~1月21日(日) 【後期】1月23日(火)~2月25日(日)■会場 大阪中之島美術館 4階展示室(大阪市北区中之島4-3-1)■時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)■休館 月曜日(ただし1/8〈月・祝〉・2/12〈月・振休〉開館)年末年始(12/31~1/1)■料金 一般1,800円、大高生1,000円、中学生以下無料■お問い合わせ TEL.06-4301-7285 (大阪市総合コールセンター・年中無休 8:00~21:00)■会期 1月13日(土)~2月18日(日)■会場 西宮市大谷記念美術館(西宮市中浜町4-38)■時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)■休館 水曜日■料金 一般1,000円、高大生600円、小中生400円■交通 阪神「香櫨園」駅から南西へ徒歩6分■お問い合わせ TEL.0798-33-0164約百年前の大阪では多くの女性日本画家が活躍した。美人画や歴史風俗画、江戸時代から大阪に興隆した南画(文人画)の分野においても成功を収めた女性画家は、後進の女性を育成するため画塾を開く。女性日本画家の存在は近代大阪の文化における大きな特色のひとつとなった。本展では、「島成園と浪華の女性画家」展(2006年)の開催を端緒とする調査研究に、近年の新たな成果を加えて、50名を超える近代大阪の女性日本画家の活動を約150点の作品と関連資料でご紹介する。お稽古事や趣味にとどまらず、画家として社会的な成功を夢見た女性たちを育んだ、大阪という都市の文化的な土壌についても考える機会とする。西宮市大谷記念美術館では現在約150点の日本画を収蔵する。「日本画」とは、明治以降、主に岩絵具や膠を用いた従来の技法で描かれた絵画を、「洋画」と区別するために用いられ始めた。日本が近代国家として再編されていくなかで、「美術」や「絵画」の諸制度も形成されていった。「日本画」についても様々な議論がなされ、そうした時代の流れの中で切磋琢磨した画家たちによってさまざまなスタイルの作品が生み出され、「日本画」は独自の道を歩み始める。本展では、画家同士の関係性や、当時好まれた画題などのテーマごとにコレクションを展観。同館所蔵の日本画コレクションの新たな魅力を発見する契機となれば幸いである。大阪中之島美術館西宮市大谷記念美術館決定版!女性画家たちの大阪コレクション展日本画ことはじめ木谷千種《をんごく》大正7年(1918)大阪中之島美術館蔵【前期展示】生田花朝《だいがく》昭和時代大阪府立中之島図書館蔵【後期展示】田能村直入《歳寒三友図》1860年西村五雲《冬暖》1934年北野恒富《春餘》1929-30年島成園《桜花美人》大正12年(1923)頃木原文庫蔵【通期展示】117

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