KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年12月号
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らってうまくいくという経験をさせておくことも効果的だそうです。─学習障害についてはどんなお話でしたか。奥窪 学習障害の子どもたちは、本人が困っていることを周囲から理解されにくいので、早く気付いて配慮してあげることが大切ということです(図2)。例えば文字が読めないからといって読む練習をさせると、子どもは勉強がしんどくなってますます困ってしまいますので、まずは絵本を読み聞かせたり、図鑑を一緒に見たりなど、内容を楽しみながら文字に触れる経験をさせてあげると良いそうです。─それぞれの個性を理解して、やさしく成長を見守ってあげたいですね。さて、次回のフォーラムはいつですか。奥窪 テーマや時間は決まっていませんが、2024年9月7日(土)にフレンテホールで開催予定です。みなさまぜひご来場ください。学習障害の子供たちは・・・本人が困っていることを、周囲に理解されにくい。・読めるようにするために、もっと読む練習をさせる。・書けるようにするために、もっと書く練習をさせる。(文字を覚えさせるためとして、何度も同じ字を書かせるなど)・計算できるようにするために、もっと計算を練習をさせる。子どもたちは勉強がさらにしんどくなり、困ってしまう。。。子ども達が困らないために・・・早期(小学校低学年の間には)に気づき、配慮につなげる。図295

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