KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年12月号
86/136

地域の幸せに貢献するために「みんなのバス」の本格運行が決定!兵庫区に本社を置く株式会社神戸マツダが、2020年12月から実証運転を開始した「みんなのバス」。JR兵庫駅から兵庫区の南北のルートを結ぶアクセスとして、高齢者を中心に区民にとっても不可欠な存在となっている。今年12月14日からは、道路運送法第4条による一般乗合旅客自動車運送事業として本格運行を行う。ドライバーも神戸マツダの社員が務め、交通事業者ではない企業がバスの本格運行につなげた事例は少なく、全国から注目を集めそうだ。11月13日に神戸市役所で行われた記者会見で、橋本覚社長は「以前から兵庫区の南北交通の充実への声が高く、80周年の事業の一環として実証実験をはじめた。おかげさまで多くの利用者から感謝のメッセージをいただいたことが、本格運行を行う後押しになった」。また、兵庫区ではお母さん(おかん)が作るおかんアートの活動がさかんで、「みんなのバス」のシートやインテリアに作品が採用され、より兵庫区民が親しみを感じる取り組みも行う。「今後もモビリティを通した社会貢献を模索していきたい」と橋本社長は語った。86

元のページ  ../index.html#86

このブックを見る