KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年12月号
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た。そして、和釘の材料やかたさ、作り方、形などを解き明し、千年もつ和釘づくりに挑戦したのです。納得のいく釘が完成するまで何本も何本も。千年前の鍛冶職人にも千年先の鍛冶職人にも負けたくないという職人の意地。そんな鍛冶屋としてのプライドが、これまでに約4万本もの和釘を打たせ続けたのです。なお当館ではそんな白鷹氏に、「道具と手仕事」コーナーの奥にある和釘とハンズオン展示「和釘と洋釘をくらべてみよう」だけでなく、「歴史の旅へ」コーナーのいくつかの復元品も製作いただいています。(学芸員・能見雅子)常設展B1F「道具と手仕事」槌の下部にある和釘展示和釘と洋釘を比較する活動の様子(小学校での出張授業)左:和釘右:洋釘神戸市中央区熊内町7-5-1Tel.078-242-0216休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)開館時間: 9:30~16:30 (入館は16:00まで)https://www.dougukan.jp/ TAKENAKA CARPENTRY TOOLS MUSEUM竹中大工道具館15

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