KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年12月号
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harmonyVol.70はーもにぃ公益社団法人家庭養護促進協会事務局長橋本 明かぎりなくやさしい日々のために(下)NHK特集「かぎりなくやさしい日々のために」の番組では星野富弘さんがベッドで横になったまま口に筆を加えて絵を描いていく様子が紹介されていました。1日に2時間の作業で1つの作品を描くのに10日から2週間ほどかかるようです。星野さんは妻の昌子さんに水の量や絵の具の色を細かく伝えたり、キャンバスの高さを口にくわえた絵筆で描けるように微妙な高さに調整したりしています。花菖蒲黒い土に根を張りドブ水を吸ってなぜきれいに咲けるのだろう私は 大ぜいの人の愛の中にいてなぜみにくいことばかり考えるのだろうこの番組の中で星野さんは、首から下は全く動かない半身不随の身体をベッドに横たえながら、次のように話します。「むき出しの自分と毎日毎日向き合うことになりました。ろくでもないことを考えるし、ずるいし、自分の弱さを見つめることでもあります。私の本を読まれる方は、星野はいつも一生懸命生きているんじゃないかと勘違いされると思う。普段はろくでもない生活をしてるんですよ」と笑っています。このろくでもない暮らしの中から多くの人の心を打つ詩が生まれていきます。もう一つ詩を紹介します。ぺんぺん草神様がたった一度だけこの腕を動かして下さるとしたら母の肩をたたかせてもらおう風に揺れるぺんぺん草の実を見ていたらそんな日が本当に来るような気がした「愛、深き淵より」「四季抄 風の旅」(立風書房)「花の詩画集 鈴の鳴る道」「かぎりなくやさしい花々」(偕成社)より愛の手運動は親に育てられない子どもたちに、里親・養親を求める運動です。募金箱の設置にご協力いただける方は協会にご連絡ください。公益社団法人 家庭養護促進協会 神戸事務所神戸市中央区橘通3-4-1 神戸市総合福祉センター2FTEL.078-341-5046 https://ainote-kobe.orgE-MAIL:ainote@kjd.biglobe.ne.jp100

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