KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年11月号
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Boulangerie ONOパン屋でいられることは当たり前ではないと忘れずにおこうと思ってますパン・コンプレキッチンの奥にある製粉機。粉が舞うのでお店からは見えにくい場所に置いていますが、お城みたいな可愛らしい形をしています。一度にそんなに多くは挽けない効率の悪さをあえて選ぶ。この製粉機がオノさんのパンを語っていると思います! 新しいパン、季節のパンを考えたり作ったりするのは楽しいです。1人なので多くの種類は作れないんですけれど。最近だと、カカオニブとクランベリーをあわせてスコーンにしたらイイ感じになりました。僕がイイと思っても、お客さんにもそう思ってもらえないと、このスコーンは作れない。お客さんが買ってくださると自然に頭がさがります。 店は7年目に入りました。好きな仕事を続けていられるのは、支えてくれる人が周りにいるから。感謝の気持ちはパンを焼くことでしか伝えられないので明日からもパンを焼きます。小野 寛さん製粉機がどうしても欲しくてお店始める時に買いました。粉の風味がそのまま生かされる、シンプルなパンを美味しく作りたかったからです。挽きたてのオーガニック全粒粉を100%使ったコンプレ。作るのは好き、でも難しい、でも好き。クリームパンVol.10KOBECCO パンさんぽビアンヴニュ・大下さんと歩くポテトフォカッチャ栗と無花果のカンパーニュりんごとくるみのカンパーニュマカダミアナッツとチェリー46

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