KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年11月号
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KOBECCO Cultu《昴然(孔雀)》2019年/切り剣Masayo《Sea Star》2021年/蒼山日菜《メイさんの日》2020年/松原真紀artexhibition■会期 11月18日(土)~2024年1月28日(日)■会場 神戸ファッション美術館(神戸市東灘区向洋町中2-9-1)■時間 10:00~18:00(入場は閉館30分前まで)■休館 月曜日(ただし1/8〈月・祝〉開館、1/9〈火〉休館)■料金 一般1,000円、大学生・65歳以上500円、高校生以下無料■交通 六甲ライナー「アイランドセンター駅」から徒歩約3分■お問い合わせ TEL.078-858-0050■会期  Ⅰ期 11月12日(日)まで Ⅱ期 11月19日(日)~2024年1月28日(日)■会場 相国寺承天閣美術館(京都府京都市上京区今出川通烏丸東入)■時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)■休館  11月13日(月)~18日(土) 年末年始(12/27〈水〉~1/5〈金〉)■料金  一般800円、大学生・65歳以上600円 中高生300円、小学生200円■交通 地下鉄烏丸線『今出川駅』下車■お問い合わせ TEL.075-241-0423重要文化財 七難七福図巻 福寿巻(部分) 円山応挙筆 江戸時代 相国寺蔵(Ⅰ期)重要文化財 竹図襖絵 伊藤若冲筆鹿苑寺大書院障壁画五十面のうち四面江戸時代 鹿苑寺蔵(Ⅱ期)釈迦三尊像 三幅のうち 普賢菩薩像 伊藤若冲筆 江戸時代 相国寺蔵(通期)切り絵は、紙をカットすることによって生まれる切り口や線を生かしながら描きだすという、紙の特質を最大限に生かした技法で、独自の質感や効果を持った表現方法である。本展では、日本を代表する7人の女性切り絵作家の代表作や新作を含めた105点を展示。伝統的な紙を用いた作品や、レースを想起させるような緻密な作品、立体的な作品、切り出した細かいパーツを組み合わせる技法、生き物の生命力を最大限に引き出す表現など、ひとくくりに「切り絵」と言えないほど多岐にわたる表現方法を紹介する。繊細で華麗な現代の切り絵の世界を通じて、日本の伝統文化である切り絵の魅力を堪能してほしい。 18世紀の京では多くの絵師が画技をふるい、なかでも伊藤若冲と円山応挙は現在も愛好者の多い人気の絵師である。本展覧会では、相国寺と伊藤若冲の関係を軸に、相国寺と相国寺塔頭所蔵の作品を公開する。Ⅰ期は円山応挙の傑作、重要文化財《七難七福図巻》全三巻と画稿、下絵を公開。依頼者の祐常法親王による下絵、それを受けた応挙の画稿、完成した大作絵巻を展示する。Ⅱ期は伊藤若冲の傑作、重要文化財の《鹿苑寺大書院障壁画》五十面を一挙公開。若冲は若干44歳にして、鹿苑寺の大書院の障壁画全五十面の制作を一手に担った。制作年は宝暦9年(1759)、もう一つの大作・動植綵絵の制作も行っていた時期である。寺院空間を彩る作品群を楽しんでほしい。神戸ファッション美術館相国寺承天閣美術館特別展日本の切り絵 7人のミューズ企画展若冲と応挙115

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