KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年11月号
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re InformationKOBECCO催しもの情報藤本由紀夫 《y-memo》 2023年カラーシート、ブリキ、トタン 作家蔵津高和一 《声》 1956年 油彩、カンヴァス 芦屋市立美術博物館蔵野原万里絵 《色彩への扉》 2023年 パステル、色鉛筆、紙 作家蔵本展では、関西を拠点に国内外で活動する、藤本由紀夫、髙橋耕平、野原万里絵、黒田大スケの4名が、当館のコレクションから注目する作家を選び、その作家像と併せて作品を様々な方法で読み解いていく。彼/彼女らが創作者としての視点をもって、山崎つる子たち7名の思考や手業に近づきながら多様な方法でアプローチすることで、新たな作品解釈と共に、これまで表には出ていなかった個人史をも浮かび上がらせる。本展は、現代の作家が新たな視点をもって当館コレクションを調査・研究し、その研究成果としての展示空間=「思考を深める場」を立ち上げる方法によって、新たな展望を提示するものである。芦屋市立美術博物館art resonance vol.01時代の解凍Defrosting Time: Art Across Generationsart■会期 2024年2月4日(日)まで■会場 芦屋市立美術博物館(芦屋市伊勢町12-25)■時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)■休館  月曜日(ただし1/8〈月・祝〉開館、1/9〈火〉休館) 年末年始(12/28〈木〉~1/4〈木〉)■料金  一般800円、大高生500円 65歳以上400円、中学生以下無料■交通 阪神「芦屋駅」から南東へ約15分■お問い合わせ TEL.0797-38-5432exhibition■会期 11月3日(金)~2024年2月18日(日)■会場 宝塚市立手塚治虫記念館(宝塚市武庫川町7-65)■時間 9:30~17:00(入場は閉館の30分前まで)■休館  月曜日(ただし1/1・1/8・2/12〈月・祝〉開館) 年末(12/25〈月〉~31〈日〉)■料金 一般700円、中高生300円、小学生100円■交通 阪急「宝塚南口駅」から徒歩約7分■お問い合わせ TEL.0797-81-2970©浦沢直樹/長崎尚志/手塚プロダクション illustrated by Naoki Urasawa©浦沢直樹/長崎尚志/手塚プロダクション/『PLUTO』製作委員会宝塚市立手塚治虫記念館第90回企画展 アニメ化記念 PLUTO展~アトムとプルートゥからのバトン~1963年、日本初の本格的な国産連続テレビアニメ「鉄腕アトム」の放送が開始。60年経った2023年秋、その「鉄腕アトム」の一編を原作とした「PLUTO(プルートゥ)」がアニメ化される。原作は、数々の作品を生み出してきた浦沢直樹が、敬愛してやまない「鉄腕アトム」の一編「地上最大のロボット」を原作に描きあげたマンガ「PLUTO」である。今回の企画展ではアニメ化を記念し、原作マンガ「PLUTO」から、その原作「鉄腕アトム地上最大のロボットの巻」へと遡っていく。PLUTOの中にあふれる原作へのオマージュを感じてもらいつつ、手塚が作品創作に込めたメッセージのバトンを受け取って頂きたい。114

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