KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年10月号
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事業は成長戦略の中で一つの大きな柱になっています。まず、中期で数百億の目標を立てて、BtoB外販をとにかく頑張っていこうと。それに伴って、ワールドプラットフォームサービス社も設立しましたし、ワールドグループの役員も入って手厚い布陣の中で、トップセールスをかけていこうという株式会社 ワールド神戸市中央区港島中町6丁目8番1https://corp.world.co.jp/〈取材を終えて〉本業に関連した分野で多角化ができる企業は強いと思う。本稿でも触れたが、店舗設計など、一見、アパレルとは関係なさそうな事業のように思っていたが、実は、これまで祖業で培ってきたノウハウだったというのが盲点だった。ワールドは、アパレルをしっかりと土台にした上で、その枠に捉われない発想を柔軟に持ち、新たな可能性に挑戦しているのだ。新型コロナ禍では、大量閉店のニュースが流れ、大きなショックを受けた記憶があるが、先般発表された4-6月期(1Q) の連結最終利益は前年同期比18.8%増、上期計画も超過するという好調ぶり。強いワールドが帰ってくることは神戸っ子としても嬉しい。今秋には、新たな取り組みとして大手ショッピングセンターチェーン (株)ベイシアにプラットフォームを提供し、オリジナルブランドの共同開発を進めているという情報がリリースされた。これからのワールド、そして、プラットフォーム事業の躍進が楽しみである。〈プロフィール〉蔭岡翔(かげおか しょう)放送作家・脚本家神戸市東灘区在住。関西の情報番組や経済番組などを企画・構成。日本放送作家協会関西支部監事。日本脚本家連盟関西地区総代思いで臨んでいます。 その意味では手応えもあるし、色々なオファーも頂いていますので、この事業は本当に楽しみです。御社にとって神戸とは、どのような存在でしょうか?神戸のワールドという誇りと思いは強く持っています。神戸には震災がありました。あれを全員で乗り越えた先に、先般、新型コロナが流行しまして、市民病院でガウンが無いというときに、淡路島の工場でガウンを作って、車で次の日に届けたり、幾度とない危機を一緒に乗り越えてきた思いを社内全員が持っています。やっぱり神戸を大事にしたいな、と思っていますし、神戸の企業として世の中に貢献しつつ、これからも発展していきたいと考えています。。43

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