KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年10月号
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…展示を見られた感想は?かしゆか まさかこんなに大きな県立美術館で、私たちの歴代の衣装を飾ってもらえるとは夢にも思っていませんでした。美しく復元してくださったり、セクションごとに分けて歴史をたどってくださったり。色々な方の愛で出来上がった展示なので、たくさんの方に見ていただきたいです。あ〜ちゃん パフュームは今年で結成23年、その時々にベストを尽くしてきた私たちの結晶が飾られている姿をみて感動しました。楽しかったなぁとか、大変だったなぁという、いくつもの思い出がよみがえり、ぐぅ~とこみ上げてくるものもあって。やってきたことが衣装に刻まれているんだなと気が付きました。のっち 衣装は時代時代を共に戦ってきた分身のような存在。そんな大切な衣装が美術品として飾られているのは感慨深かったです。すごく華やかでこだわりがあり、存在感もすごい。ステージに立つパフュームを見るお客さんって、こういう気持ちなのかな?と改めて思いました。…会場は全4章に分けられていて、最後の章では各々がお好きなステージ衣装を選んで展示したコーナーも設けられています。思い入れを教えてください。かしゆか 日本らしい和の伝統と最先端のテクノロジーを融合するなど、パフュームでしかできないイメージをつくっていただきました。なかでも私は丈が長い、揺れ感で踊るときに表情が出る服が好きなんだなぁと。2人のお気に入りは展示を見て初めて知りましたが、それぞれの個性が出ているのが楽しかったです。あ〜ちゃん 好みがバレた~(笑)、ちょっと恥ずかしい。私が選んだのは、かわいらしくて、華やかなもの。パッと着るだけでセーラームーンになれるような、変身できる衣装が好きですね。のっち 普段は自分のことをクールでボーイッシュなイメージと思っていましたが、選んだ衣装を改めて見てみると、すごく可愛らしいものを選んでいて、キュートな自分も好きなのかなと気づきました。…偶然、お気に入りとして同じ衣装を選ばれているものもありますね。あ〜ちゃん 好みのかぶり方も面白かったです。3人で衣装の打ち合わせをするときに必ず話題にあがる衣装が展示されていて、”やっぱり私たちってこういうのが好きなんだねぇ~“って。そこから派生した衣装もつくってもらっているので、ファンの方は気付かれるかもしれないです。もととなるデザインはこれか、と想像しながら見るのも楽しいかも。35

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