KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年10月号
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1920年 インディアン・スカウトインディアン・スカウトV型2気筒600cc11馬力最高速88Kmインディアンは1901年に第一号機を製造、アメリカで最も古いオートバイメーカー。1920年代はV型2気筒サイドバルブエンジンを搭載したスカウト600ccを発売、1922年にはチーフ1,000cc、1922年には1,200ccをリリースする。ハーレーダビッドソンと並び高級バイクであり、今も知る人ぞ知る人気のバイクメーカーである。バートはインディアン・スカウトを独力で改良、最高時速88キロだったバイクを時速300キロ以上のスピードを出すモンスターバイクを作り上げた。部品は自身の手で金属を溶かして製作、テストを繰り返して挑戦に至った。資金不足、資材不足、情報不足、という苦難に於いても、経験と知識を活かし情熱を持って取り組めば必ず夢は叶うと信じて挑戦した偉大なレーサーである。ベース車両 1920年インディアン・スカウトermess/Shutterstock.com ※無断転載を禁じる提供/ⒸE Hayes Motorworks Collection™, Invercargill,New Zealand. ※無断転載を禁じる エンジン内部のパーツ類、試行錯誤を繰り返して作り上げた。ニュージーランド、インバーカーギルのEヘイズアンドサンズでのバート・マンローの手作りエンジン部品の展示。ニュージーランドのインバーカーギル、ベインフィールドロードにあるバートの家で、インディアンスカウトとストリームライナーと一緒にバート・マンロー。提供/ⒸE Hayes Motorworks Collection™, Invercargill,New Zealand.※無断転載を禁じる 11

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