KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年9月号
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災の記憶や記録が風化しないようにと立ち上げられた市民団体で、体験集の発行、犠牲者の慰霊碑建立、資料室の開設、慰霊祭や戦跡ウォークの開催など多彩な活動をおこなっている。シンポジウムは会の代表、岡7月3日、兵庫津ミュージアムでシンポジウム「空襲・戦災体験を次の世代に引き継いでいくために─神戸空襲を記録する会のこれまでとこれから」が開催された。主催の神戸空襲を記録する会は1971年に戦村隆弘さんのお話からスタート。続いて兵庫津ミュージアム名誉館長の〝兵庫・神戸のヒストリアン〟田辺眞人先生が、先の戦争と3度にわたる大空襲の経緯と会のこれまでのあゆみについて解説。中でも1945年3月17日の空襲では兵庫を中心に大きな被害があり、大輪田橋で500名超の犠牲者が出たことをリアルに語りつつ、前代田辺先生は平和教育のあり方についても問いかけたミュージアムにほど近い大輪田橋と慰霊碑神戸空襲を記録する会がシンポジウムを開催兵庫津のミュージアムにて90

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