スペイン、カタルーニャ地方のレウスに生まれ、バルセロナを中心に活動した建築家アントニ・ガウディ(1852-1926)。バルセロナ市内に点在するカサ・ビセンス、グエル公園、カサ・バッリョ、カサ・ミラ、サグラダ・ファミリアなど世界遺産に登録された建築群は、一度見たら忘れることのできないそのユニークな造形によって世界中の人々を魅了し続けています。ガウディの独創性は、西欧のゴシック建築やスペインならではのイスラム建築、さらにカタルーニャ地方の歴史や風土など自らの足元を深く掘り下げることで、時代や様式を超越した革新的な表現に到達したことにあります。本展は、長らく「未完の聖堂」と言われながら、いよいよ完成の時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリアに焦点を絞り、この聖堂に即してガウディの建築思想と造形原理を読み解いていくものです。図面のみならず膨大な数の模型を作ることで構想を練り上げていったガウディ独自の制作方法に注目するとともに、「降誕の正面」を飾る彫像も自ら手掛けるなど建築・彫刻・工芸を融合する総合芸術志向にも光を当てます。図面、模型、写真、資料など100点以上を展観し、最新の映像をまじえながらガウディ建築の豊かな世界に迫ります。WEB 事前予約制(9/19〜予約開始予定)ご予約時にネット決済による入館チケットの購入をお願いします。◆名称:ガウディとサグラダ・ファミリア展◆場所:佐川美術館(公益財団法人SGH文化スポーツ振興財団) 滋賀県守山市水保町北川2891◆会期:2023年9月30日[土]〜12月3日[日]◆開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)◆休館日:月曜日(10/9は開館)、10/10、11/28◆入館料:一般¥1,300/高大生¥900/中学生以下無料 ※要保護者同伴外尾悦郎《サグラダ・ファミリア聖堂、降誕の正面:歌う天使たち》サグラダ・ファミリア聖堂、降誕の正面に1990-2000年に設置、作家蔵 写真提供:株式会社ゼネラルアサヒ《ガウディ肖像写真》1878年アルドゥアルト社、レウス市博物館サグラダ・ファミリア聖堂内観、2020年5月撮影 © Fundació Junta Constructora del Temple Expiatori de la Sagrada Família7
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