KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年9月号
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但馬◇TAJIMA丹波◇TANBA播磨◇HARIMA摂津◇SETTSU淡路◇AWAJI新しい豊岡のかばん杞柳製品線香(淡路島)粘土瓦(淡路島)アパレル・靴・家具・お菓子(神戸)丹波立杭焼播州織(北播磨)そろばん・家庭刃物(小野)皮革(たつの・姫路)利器工匠具(三木)注目のコラボ商品VOL.1つなぐ、から生まれた新たな産品豊岡のかばん×播州織×皮革アパレル×播州織Thyme bucks今年は、各地のデザイナーによるコラボ商品がさらに充実!「皮革×播州織」「丹波立杭焼×珈琲」など、技の掛算で、価値がアップした逸品を、9月号から全5回にわたって紹介。豊岡盆地に多く自生していた「コウリヤナギ」が原料のカゴを起源とし、1881年八木長衛門が第2回内国勧業博覧会に「行李鞄」を創作出品したのが豊岡におけるかばんの源流と言われる。国内最大のかばんの生産地。但馬 豊岡のかばん播磨 播州織播磨 皮革1901年創業の先染め織物メーカー丸萬から誕生したブランド「POLS」のワンピース。幾何学模様とグラデーションが幻想的な生地は、糸を先に染めてから織る先染め技術を生かして一本一本の糸で緻密な柄を表現。プリント生地では味わえない奥行のある生地感と光沢感を活かすため、シルエットはシンプルに。華やかな印象がちょっとしたパーティにもぴったり。ビッグトート¥25,300(税込)ミニトート¥17,600(税込)クロスミニショルダー¥13,200(税込)ワンピース¥52,800(税込)POLS日本酒・マッチ・くつ下(兵庫県)シンプルで個性的なバッグが評判の豊岡鞄ブランド「Thyme bucks」が、播州織×神戸レザーという素材の面白さを存分に活かした作品を展開。ビッグトート、ミニトート、クロスミニショルダーいずれも1点ごとに播州織の柄の出方や表情が異なる点が魅力。持ち手やストラップに地域資源を有効活用する神戸ビーフの皮革(神戸レザー)を用いていることも話題に。姫路市・たつの市は成牛革生産量日本一。弥生時代後期に大陸からの帰化人が鞣製技術を伝え、製革業の基礎を築いた。皮を革に変え、皮革1次製品のなめし革の生産拠点として発展し、多くの工場が独自技術を発揮。先に糸を染め、染め上げた糸で柄を織る「先染め綿織物」。1792年、現・西脇市比延町の宮大工、飛田安兵衛が京都西陣から織物製作技術を導入したことが起源と伝えられる。自然な肌触りと豊かな色彩が特徴。65

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