KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年9月号
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ん、学校を作って欲しいとか、街全体を作って欲しいというような依頼があります。しかし、いまだと、スマートフォンやパソコンの画面を通して、三人称で世界を見ているだけなので、どうしても、まだ本当の魅力や利便性が伝わっていないと。ところが、XRデバイスを通すことで没入感を得ることができます。とは言え、XRデバイスは、まだ大きくて不格好ですし、持っている人も少ないのですが、これが将来、進化してサングラスタイプになる時代が来ると思っています。そうなるとみんなスマートフォンを使うように、朝起きたて眼鏡をかけると仮想世界と現実世界が入り組んだような世界を送るようになり、XRとメタバースが融合する日常が来ると考えています。そうするとメタバースがもっと進化します。つまり、XRがメタバースを進化させると捉えています。メタバースがもたらす、未来の可能性にどのように感じられていますか? 改めてになりますが、メタバースが、新しいライフスタイルインフラというか、みんなが携帯を見ているかのように、毎日使って当たり前になる時が来ると思っています。その意味では、現在は、本当に黎明期の黎明期みたいな状況なので、今後は大きくなる可能性をすごく感じているのと、あと、AI によって、バーチャルヒューマンなど、仮想世界で人間のように振る舞う人たちとの交流のプラットフォームとしてもすごく有用なので、今後も僕らのテクノロジーの進化に合わせて活用がどんどん広がっていきそうだなっていう風に感じています。42

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