KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年9月号
25/136

阪市の関西テレビ「なんでもアリーナ」で行われた。フリーアナウンサーの小倉智昭さん、GENERATIONSの片寄さん、数原さん、中務さん、AKB48のセンター、本田仁美さんら日本公演のスペシャルサポーターが集合する中、一人、派手な衣装を身にまとったゆりやんさんが登場すると会場は沸いた。アレグリアにインスパイアされて作った、全身シルバーに輝く衣装を着たゆりやんさんの姿に、小倉さんたちサポーターたちも驚いていると、「アレグリアのすべての演目を取り入れ、まとめてみたら、この衣装になりました」と説明。次の瞬間、胸を張ってアレグリアの中でアーティストが披露するポーズを決めて叫んだ。「ゆりグリアです。みなさん絶対に見に来てグリア!」会場は爆笑に包まれた。衣装の秘密を聞くと、「実は、イベント直前に私から関西テレビのスタッフにお願いし、急きょ作ってもらいまトたちはみんな、こう言うんです。『このステージに立つことが、ずっと自分の夢でした』と。夢を信じ、毎日技を鍛え、努力し続け、トップに立ったアーティストだけが、世界中から選ばれ、このステージに立つことができるんです」膨らむ世界進出の夢ゆりやんさんは、「女芸人№1決定戦THE W」や「R︲1グランプリ」など人気のお笑いコンテストを次々と制覇し、将来の目標は〝米国進出〟と公言してきた。実際に、英語や演技などを学ぶために、これまでニューヨークやロスアンゼルスなどで留学経験も積んできた。そんな〝国際派コメディエンヌ〟を目指すゆりやんさんにとって、「アレグリアから私自身が勇気をもらっています。努力すれば、世界進出も夢じゃない」と、つい力が入ってしまうのも無理はないようだ。大阪公演開幕前。大阪公演の記者発表イベントが、大した。先日のイベントでは背中の羽が折れたので、改良したんですよ」と、取材中、目の前で新バージョンの衣装の構造を説明してくれた。限界への挑戦トランポリンを使って14人のアーティストが空中を飛び交う「パワートラック」。高さ10メートルにセットされた4つの空中ブランコが激しく躍動する「フライング・トラピス」…。ゆりやんさんお勧めの演目を聞くと、「どの技もすばらしいですよ」と前置きしつつ、挙げたのが、「ファイヤーナイフ・ダンス」だった。火が燃え盛る棒を「ファイヤージャグリングアーティスト」が体の近くで勢いよく振り回すスリル満点な演目だ。「アーティストの体には実際に火があたっていますし、素手で火をつかむんですよ。『鍛えているから熱くないのですか?』と聞いてみたんです」どう、答えたのか?25

元のページ  ../index.html#25

このブックを見る