KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年8月号
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ローソンチケット(Lコード:52673)でもそして幕が上がると、そこは伊勢の遊郭、油屋。ここで展開する阿波藩の宝刀、青江下坂とその鑑定書をめぐるサスペンスを、神戸すずらん歌舞伎のメンバーが熱演!見得が決まるとおひねりが飛び、台詞をとちると大爆笑、衣装の重さによろめくのもご愛敬で、それを含めて庶民的な素人芝居の魅力と言えるだろう。最後は座員全員が並び、観衆が大拍手で応えた。神戸すずらん歌舞伎は主に北区在住の市民で結成されている。11月5日(日)にはあいな里山公園農村舞台で公演予定だ。一方で役者・裏方ともメンバー不足に悩まされ、このままでは伝統を繋ぐことが難しくなりかねないとか。基本的に月2回の稽古に参加できれば誰でも加入OK。初心者も歓迎で、まずは体験会へぜひ。地域の伝統芸能に触れ、文化財の舞台で演じることもできる。そんな得難い体験は、きっとあなたの人生の糧になるだろう。詳しくは神戸すずらん歌舞伎まで。立花志十郎先生はこの日、役者としても大活躍!終演後はやんややんやの拍手の渦■神戸すずらん歌舞伎 TEL. 078-593-1548(蓮田)91

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