がなかったのですが、聴いてみたらもうジョンの世界が爆発していて。そこに感動しています。勉強が上手くいかないとか仕事で落ち込んでいるとか、そんな日でも、この曲を聴くことでなんだか前向きになれる。ジョンの曲ってそんな感じ。どれもとても素敵な曲です。『Les enfants de la Terre~地球のこどもたち~』は父の作品。私のリクエストです。10年以上前にオーケストラと演奏したことがあるけれど、あの頃よりは上手くなっているはずなので(笑)。Q.最後にこのオーケストラの魅力を。ボストン・ポップスは、映画で聴いている“音”の本家本元です。来日するということが、そもそもすごいことで貴重な機会です。今回私はオーケストラと一緒に演奏しますが、ハリー・ポッターを読んでいた頃には全く思いもよらなかった、夢のようなこと。緊張もプレッシャーも当然ありますが、それより“楽しみ”の方がずっと大きい。ボストン・ポップスと一緒に“暴れたい”と思っています(笑)。言葉が適切じゃないように聞こえるかもしれませんね(笑)。欧米のオーケストラは、一人一人が遠慮なく感情を表現します。本番は特に、聴いてくださるお客様の力もプラスして、音楽がホール全体で動き出します。“楽しい”という明るいエネルギーですね。その大きなエネルギーとのやり取りは、“暴れる”という言葉が一番近い気がします。わがままを言うと、『ハリー・ポッター』は私もお客さんになって聴きたいな。服はっとり部 百もね音公演情報1999年生まれ。5歳よりヴァイオリンを始め、幼少期より辰巳明子、ザハール・ブロンに師事。8歳でオーケストラと初共演し、2009年にポーランドでのリピンスキ・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールで史上最年少第1位並びに特別賞を受賞。10歳より演奏活動を始め11歳でミラノのヴェルディホールでグランドデビュー。ロシア、ヨーロッパに於いても演奏活動を始める。2013年にはヤング・ヴィルトゥオーゾ国際コンクールでグランプリ、新曲賞を受賞。また同年開催のノヴォシビルスク国際ヴァイオリンコンクールでは13歳でシニア部門に飛び級エントリーし、史上最年少グランプリを受賞。2015年にはボリス・ゴールドシュタイン国際コンクールでグランプリを受賞。2016年にCDデビューし、レコード芸術の特選盤に選出される。2017年新日鉄住金音楽賞、岩谷時子賞、2018年アリオン桐朋音楽賞、服部真二音楽賞、2020年ホテルオークラ音楽賞、出光音楽賞を受賞し、2021年1月にはブルガリ アウローラ アワードを受賞した。現在は国内外の著名オーケストラ、指揮者と共演を重ね、様々な演奏活動を行っている。21年10月より桐朋学園大学音楽学部大学院に進学。使用楽器は日本ヴァイオリンより特別貸与のグァルネリ・デル・ジェス。『ボストン・ポップス on the Tour 2023ジョン・ウィリアムズ・トリビュート 日本公演』■日 時 10月12日(木)・13日(金) ※服部百音さん出演日は12日■指 揮 キース・ロックハート■演 奏 ボストン・ポップス・エスプラネード・オーケストラ■プログラム 12日[ジョン・ウィリアムズ・トリビュート] 13日[スター・ウォーズ:ザ・ストーリー・イン・ミュージック]■会 場 フェスティバルホール■問合せ キョードーインフォメーション公式HPはこちら29
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