KOBECCO Cultu■会期 8月19日(土)~10月9日(月・祝)■会場 西宮市大谷記念美術館(西宮市中浜町4-38)■時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)■休館 水曜日■料金 一般1,200円、高大生600円、小中生400円■交通 阪神「香櫨園」駅から南西へ徒歩6分■お問い合わせ TEL.0798-33-0164アンナ・アパリシオ・カタラ(スペイン)《ルンバねこ》エンマ・アーケルマン(スウェーデン)《イッゴとキュウリくん》スズキトモコ(日本)《さあ、おうちにかえろう。》イタリア北部の都市ボローニャで開催されている世界で唯一の子どもの本専門の国際見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」。このブックフェアで毎年行われる絵本原画のコンクールの入選作品を紹介する「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」(ボローニャ展)を、西宮市大谷記念美術館では毎年恒例の展覧会として開催してきた。コンクールは今年もオンラインでの応募となり、今年は過去最多の91カ国・地域から4,345組の応募があり、日本人5人を含む79作家が入選を果たした。本展では全入選作品に加えて、特別展示としてSM出版賞を受賞したアンドレス・ロペスの作品と、ブックフェア60回目を記念して描かれ、会場を彩った20人のイラストレーション20点もあわせて展示する。西宮市大谷記念美術館2023 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展exhibitionart■会期 10月9日(月・祝)まで■会場 芦屋市立美術博物館(芦屋市伊勢町12-25)■時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)■休館 月曜日(ただし9/18・10/9〈月・祝〉開館、9/19〈火〉休館)■料金 一般1,000円、大高生700円、65歳以上500円 中学生以下無料■交通 阪神「芦屋駅」から南東へ約15分■お問い合わせ TEL.0797-38-5432「新形三十六怪撰源頼光土蜘蛛ヲ切ル図」明治25(1892)年「風俗三十二相 いたさう 寛政年間女郎の風俗」明治21(1888)年江戸の新橋で生まれた月岡芳年(1839-1892)。12歳のときに歌川国芳(1797-1861)に学び、西洋画の写実性を取り込みながら、浮世絵の歴史の最後に強烈な閃光を放った。師匠譲りの武者絵や歴史画を中心に活動を始めたが、明治維新という激動の歴史の世相を映す作品も数多く残している。月岡芳年は「血みどろ絵」や「無残絵」などの過激な絵を好んで描いたと考えられていたが、近年の研究の結果、それは最初期の画風であることがわかってきた。本展では、妖怪などの怪奇をテーマとした《新形三十六怪撰》や、芳年の代表作である《月百姿》などを数多く展示し、過激な内容や描写のみが目立つだけではない、魅力あふれる作品の数々を紹介する。芦屋市立美術博物館特別展最後の浮世絵師 月岡芳年103
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