したオンラインへとパラダイムシフトを加速させることも考えられます。そして、かかりつけ診療所や調剤薬局の選択基準も変わってしまい、親身になって相談に乗ってくれる医療従事者より、コスパ(コスト・パフォーマンス)やタイパ(タイム・パフォーマンス)に優れた診療所や薬局が選ばれるようになるかもしれませんね。瞬で検索することができるなど利便性に優れています。一方で電子化により、活字離れが進み、Amazonなどオンラインストアが台頭し、街の書店はどんどん減っています。昨年、Amazon薬局が日本に本格参入というニュースの見出しがありましたが、薬も書籍と同様、電子処方箋により調剤は街の薬局からオンライン薬局へ、服薬指導も対面から情報通信機器を介─今後、どうなっていくのでしょう。西口 読者のみなさまは紙の本を読んでおられますか?私は最近、ほとんど電子書籍です。紙の良さがあることは重々理解していますが、オンラインで決済した直後から読み始めることができ、タブレット端末があれば数百ページもある書物を何冊も楽に持ち運べて、気になるフレーズが書かれてあったページを一(図2)電子処方箋の申込み方法出典:厚生労働省 令和4年度第2回オンライン説明会(令和4年10月17日)利用申請開始!はじめよう、電子処方箋(画像提供:厚生労働省 医薬・生活衛生局)81
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