KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年7月号
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名靴図鑑生涯愛せる靴時代を超えて履かれ続けているのは、それなりの理由がある。愛靴家たちに絶大なる支持を得る、ビスポーク靴「SPIGOLA」。123001センシュアルな靴美しく流れるストラップの曲線今日的な顔立ちのトゥの鋭角緩急の妙に、匂い立つ色気。 アッパーの曲面に沿って流れ、さらに履き口を包み込むようにしなやかに広がる。2対のストラップの得も言われぬ美しいカーブが上品な色気を足元に醸し出す。ビスポーク職人・鈴木氏は常に有機的な線を描く。ストラップがアッパーから浮かないよう位置や形を緻密に設計し、優しく足をホールド。小指が痛そう()な細面のトゥも足の形状に合わせ、ノーズの長さを調整。だからシルエットも完璧。美と履き心地への不断の追求に、注文者の足の〝分身”をつくる鈴木氏の気概が感じられる。フィレンツェの靴職人ロベルト・ウゴリーニ氏のもとで修業した鈴木幸次氏が、オーダーメイドで自分だけの最高の一足に仕上げてくれる。他に類を見ないルックスと足にピタリおさまる履き心地に、世界中にファンが多い。中底のコルクが足の形に沈み込み、フィット感を生み出す生涯愛せるクリエイション要素スピーゴラの靴は、職人が一針ずつ手作業で縫い合わせるハンドソーン・ウェルテッド製法を採用。機械縫いと違い、劣化部品の修理交換時に同じ縫い穴を拾いながら縫い直しが可能。大事な靴を何度も修理し一生履き続ける愛靴家たちが支持する最高峰の革靴製法なのだ。1ダブルモンクはスピーゴラが誇るアイコンの一つ 2真上から見た曲線も存在感抜群。ややスクエアなトゥがイタリア的な妖艶さを演出 3フランス・アノネイ社のダークブラウンのカーフはまるで日本の漆器のような深みと透明感。飾りを施したスターリングシルバーのオリジナルバックルが革の艶感に溶け込むような上品な輝きを放つ神戸・長田ビスポークブランドSPIGOLA8

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