KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年7月号
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6月31日、コロナ禍で3年間見送られていた兆楽亭「おもしろ有馬楽」が開催され、〝兵庫・神戸のヒストリアン〟こと園田学園女子大名誉教授の田辺眞人先生と講談師の旭堂南海先生が今年の大河ドラマ「どうする家康」にちなみ、徳川家康について熱く語った。まずは田辺先生が家康の生涯について時系列的にレクチャー。さまざま苦境を乗り越えてきた経験が家康の人格や考え方に大きく影響していることがよくわかって、「ドラマの見方が変わりそうです」との声も。続いて旭堂南海先生が家康の人生でも指折りのピンチとの「伊賀越え」をまるで見てきたかのように語り、伊勢湾を渡って三河へたどり着いた時にケガをした家康を助けた人物が某有名美容医師の先祖というエピソードで会場は盛り上がった。最後に田辺先生と南海先生が対談。家康が最終的に天下を手にしたのは、健康に心を砕いて結果的に長寿だったこと、歴史から多くを学んでいたことが大きかったのではと興味深い見解も。プログラムのあとは初夏らしいお料理と自家泉源の金銀の湯に癒やされ、参加者たちは兆楽の魅力を満喫した。お知らせ神戸空襲を記録する会パネルディスカッションと講演「戦災をどう伝えるか」岡村龍弘・田辺眞人・木村信行7月30日(日)13:30~16:00会 場 県立兵庫津ミュージアム資料代 200円    要予約FAXで。078-891-3019問合せ 078-651-1868    (兵庫津ミュージアム)おもしろ有馬楽 第12回兆楽亭家康を語る108

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